みなさん「相席屋」をご存じでしょうか?各都市部の駅前にでき始めてかなり経ちます。かなりの人気で連日人の出入りが絶えないところもあり、そのユニークなシステムは「一度行ってみよう」という気持ちを起こさせているようです。
相席屋はフランクな出会いのシステムですが、中には結婚のきっかけ、馴れ初めになる人もいるくらい、ある意味現代の結婚相談所としても機能しています。単にその場でお酒を飲むだけのシステムが、馴れ初めの場として役立っている理由を本稿で述べたいと思います。
相席屋のシステムについてざっくり解説
相席屋と呼ばれるものは全国各地にあります。『相席屋』という居酒屋のチェーン店もありますし、似たシステムを持つ「相席ラウンジ」と呼ばれるカフェラウンジなどもあります。
もちろん相席屋だけでなく、相席屋ラウンジにも結婚のチャンスはあります。相席屋ラウンジについて詳しくはコチラをご覧下さい↓

相席屋のシステム
相席屋および似ている相席居酒屋や相席カフェの共通点は
- 初対面の男女がその場で会話をする
- 2人以上の友人や知人を連れ立って参加することが多い
- 費用は原則男性側が負担
- 一定時間後席をチェンジ(お見合いパーティー方式)
- 気に入った人たちとは連絡先の交換ができる
というものです。実際のお店でやる婚活パーティー、お見合いパーティーに近いのですが、居酒屋(やカフェ)なのでメニューは本格的です。
意外と結婚に至ることもある
暇つぶし、恋活、恋人探し、ネタで行ってみる人も多いのですが、ここでの出会いが結婚への馴れ初めになった人も少なくありません。婚活目的のお店とは言えないかもしれませんが、結果的に結婚への近道になるかもしれないのです。
相席屋は怖くないの?
見ず知らずの男女がいきなり同じ席について話をするというのが怖いと思われるかもしれません。確かに合コンであれば、双方の幹事同士が知り合いで安心感があります。変なことをすれば、それぞれのコミュニティで非難されやっていけなくなりますからね。
また、最近流行りの合コンセッティングでは、それぞれの社員証や身分証明書などをアップロードさせ、うかつなことをすれば職場等に連絡がいくシステムになっていて抑止力が働きます。
相席屋はそういう所属グループを担保にしていない分不安という人もいますが、身分証明書の提示を求めるので、リスクとしてはお見合いパーティーと同じくらいです。さすがに独身証明書などの提出は求めないので、結婚している既婚者がいる可能性はあります。
ただし、違反行為やセクハラ等があった場合、店舗側から退店を促せるようになっています。そこまで怖がらなくても大丈夫ですが、それでも怖いという人は無理に相席屋を使わなくてもいいと思います。100%の人におすすめできるお店ではないことは確かです。
相席屋が結婚の馴れ初めに向いている理由は男性層にあった!
相席屋は初対面、その日、その場所で出会った人が一定時間お話しをします。それってリスクがあるようにも思えますよね。
不真面目な遊び人、不純な目的な男性が多いのでは?
女性の場合、知らない男性と初対面でお酒を囲んで話すということに恐怖を覚える人もいるかもしれません。確かに、真剣な出会い(結婚だけでなく恋人探しも)を求めている男性だけではないかもしれず、遊び目的や一夜の関係を求めている人、さらにはビジネスや宗教の勧誘も0とは言えないかもしれません。
相席屋のチェックは身分証明書くらいで、社員証や住民票、独身証明書などの提出を求めません。そうだとすると、身分を偽っている男性も多いかもしれず、真剣な出会いを期待するのは酷なのでしょうか?
お互い本名や職業、勤務先などを知らない中でうかつに自分のプライベートを話してしまうと困ったことになりそうですが、相席屋で出会うメリットはあるのでしょうか?
大きなメリットはコミュニケーション力がある「普通の男性」が多いこと
よこしまな目的を持った男性やナンパ師みたいなチャラチャラした男性がいることは否定できませんが、逆に一見さん同士が集う相席屋というシステムは、コミュニケーション力に問題がある男性を排除するというメリットがあります。
お見合いパーティーなどによくいる、まったく女性の目を見て話せない男性、まともな会話ができない男性、そしてキモイ男性・・・、そうした人たちは友人と連れ立ってこのお店に来て気を利かせて女性にドリンクや料理をサーブして会話を能動的に行い、制限時間(30分前後)を持たせることができません。
こういう婚活でしか会わないタイプの男性は、まず相席屋に来ないので、そういう層を排除でき、まともなコミュニケーション力のある男性のみとお話しすることができます。
その中で
- 真剣に出会いを求めている(できれば結婚相手も)
- 遊び目的やビジネス目的で来ている
どちらなのかを見分ければいいのです。キモイ男性の話し相手を一定時間して、場合によってはデリカシーのない発言を投げかけられるという精神的にダメージを負うリスクがないのです。
社交的な男女のコミュニケーションの場、しかも飲み食いできて料金は男性負担、と考えると相席屋はかなりメリットがるように思えますよね。
結婚までの道筋or恋人になるまでの道筋とは
相席屋の場合、その場で楽しい時間を過ごしておしまい、というケースも少なくありません。それはそれでよくて、女性側には金銭的な負担はないので、一期一会を目的にしてもかまいません。
しかし、相席屋から交際に発展し結婚まで至るケースも少なくありません。
仕切りができる男性がいると次につながる
筆者の知人夫婦もそうで、先輩(男性)は職場の友人3名と連れ立って相席屋に行き、そこで看護師のグループ3名と一緒にお酒を飲みました。
非常に盛り上がり、代表者がアドレスを交換し、後日同じメンバーで3対3の合コンを行うことまでその場で決めてしまいました。コミュニケーション力が高い男性がいるとここまで相席屋内で決まります。
グループ合コンに持ち込めばあとは通常の出会いと同じ
相席屋から場所を改めて、当事者同士での合コンに持ち込むことができれば、合コン用の個室などでお互いのプライベートについて深い話ができます。そこで持ち上がればメアドやLINE-IDを交換して、あとは個別に気に入った人へアタックするだけです。
さらに、1対1のデートに持ち込むことができれば、恋人になりやすく、その先にあるのは通常の恋愛結婚です。先輩も相席屋で知り合った人と合コンを経て恋人になり結婚しました。あの日、あの時、あの相席屋に行っていなければこの結婚はなかったわけです。馴れ初めとしてはなかなか運命的です。
少なくとも、相席屋→合コン→1対1のデート、と段取りを踏んで女性をリードしてくれることができたわけですから、コミュニケーション力については全く問題ない男性をゲットできるというわけです。
婚活パーティーやお見合いパーティーにいるコミュニケーション力のない男性や変な男性の相手をするよりも、最初からコミュニケーション力でフィルタにかけられた男性と知り合う相席屋は、結婚への馴れ初めとしてはかなり合理的だという結論になります。
マッチングアプリなどでは、偽りの会話、偽りのプロフィールによるメッセージのやり取りもありますが、実際にその場で話す相席屋はそういうこともできないので、相手の本性を見破るには優れたシステムです。
まとめ:非コミュが排除され結婚の相手としてアリ
以上相席屋について、実は結婚への馴れ初めになり得るということについて、事例を挙げながら示しました。相席屋は真剣に婚活という雰囲気ではありませんが、ある程度参加する敷居があり、それをクリアできない非コミュの層は排除されます。
コミュニケーション力がある人たちとの会話の中で、真剣に出会いを探しているのは遊びやビジネスなのか、よく見極めてください。
女性側には金銭的なリスクはなく、男性陣にごちそうになりながら、話していて楽しい相手を見つけてみましょう。お見合いパーティーや婚活パーティーよりも参加しやすく、恋人がいないけどガツガツしたくない人が出てみるには最適な場所だと言えます。
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